アメリカで節約するのに必要なのは、交渉力という名の忍耐力
今年もケーブルテレビの契約更新のお知らせが来ました。
我が家では”トリプルプレイ”と言われるケーブルテレビ+ネット+自宅電話のセット契約をしていて、最初の2年契約のプロモーションを終えたあと、毎年1年ごとに契約を更新しています。
毎年のことですが、今年も契約が切れる1ヶ月前くらいになったらレターが来て、更新するかしないか(なんの連絡もしなければ自動更新しますという感じ)、更新するなら次の12ヶ月は今より月に$15上がるよ~とのこと。
早速電話で交渉しました(夫が)。
今より高くなるなら、契約更新したくないんだよね~、というような事を言うと、あっさりと"No Ploblem!" と言われて、今までと同じ月額となりました。
会話時間、約1分。
同じ月額でいいなら、最初から据え置いてくれればいいのに、めんどうな事してくれます。
特にケーブルテレビなんて、チャンネルが増えるわけでもないし、去年よりなにかが変わったわけでもないのに、月額だけ上がるのはおかしな話ですよね^^;
しかもこれって、同じものを契約しているはずなのに、交渉するかしないかで、各家庭で支払っている金額が違うことになります。日本人からするとなんとも不公平な気がしますが、これがアメリカというところ。
これをめんどうだからと放置したら、年間$180も余計な出費が増えることになったわけですから、電話してくれた夫には感謝です。
アメリカで節約するには「交渉」が不可欠。
英語が苦手だから、とか、めんどうだから、と言ってこれを怠ると、毎年すごい出費になっていきます。
日本では、提示された金額を支払うのは常識だと思って生きてきたので、最初の頃は相当、交渉するのには抵抗があったのですが、アメリカでは、この交渉の値引き分も上乗せして提示されていることがほとんどなので、最近は自動車保険も、ケーブルテレビも、家賃も、毎年の交渉が日常になりつつあります。
自動車保険はネットで見積りしてくれるし、今回の交渉は電話で済みましたが、一番大変なのは家賃交渉でしょうか。
これは、アパートのマネージャーとの直接対決になるので、夫も少しナーバスになります。(結局夫頼みですね~)
争いごとは避けたい、でも言われるままに支払うのは、この国ではあまり賢いことではありません。サービスは受け取るものというより、勝ち取るもの、と言うほうが、この国では合っている気がします。
自由の国、アメリカ。
自由なのは、個人より、価格を自由に吊り上げていく企業なんじゃないかと怪しんでいる私です。
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